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Author:ぶんか
愛知県在住の雑文書き屋。
&某学習教室(進学塾とはちがうんだよね)の先生。
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崖の上のポニョ

予告とかを見る限り「ジブリはなんでこんなチョー子供向け的映画になっちゃったんだろう???」って思ってたのですが、見た人に言わせると皆「予想以上に良かった」と言うんですよね。「そんなにいいのか」と思いつつ、母が「見たい」というもんで、行ってきました。

確かに「思ってた以上に良かった」とは言えますが・・・。どうなんでしょうねぇ

allcinema ONLINE
公式サイト


それほど大きな期待をして見てないから「思ったより良かった」という言葉になるわけです。
でもその中で何が良かったかというと、アニメとしての出来ですよね。「すべて手作業」と謳っていますが、それでいてあの迫力と絵の美しさ、細かさは素晴らしいです。それと、宮崎駿監督ならではともいえる、動きのこまやかさ。宗介ボニョの表情の生き生きとした様子なんかを見てるだけで楽しいです。

一方で、ストーリーの中で「なんでそうなっちゃったの?」というのに対する説明が全くないので、話の展開が強引というか、粗いというか。まぁファンタジーだから、いきなり町が水没して古代魚が泳いでいても、誰もパニクらないし、対して困ってもいない。「それでOK」でいいのかなあ。
ポニョが宗介に出会って、人間になって宗介のもとに行きたい。ということだけがストーリーの流れになってるんですよね。
たとえばポニョのお父さんのフジモトはなぜ人間であることを捨てたのか、とか、
なんで海が「ウォーターワールド」みたくなっちゃったのか、とか、(私はこのシーンを見て椎名誠の『水域』という小説を思い出してしまいました)
宗介がポニョを人間にすることがどうして世界を救うことになるのか、とか、
その辺に関してはなにも触れられてないので、話の奥行きが感じられません。党いう点でいうと、やっぱりこれは所詮「子ども映画」なのかも。。。

でも話の流れ以外のところではけっこう良かったな〜、と思うところもあります。
まず宗介のお母さんのリサ。私はこの人にものすごく共感します。このサバサバ感がすごくいい。潔いし。山口智子が声をやってるんですが、なんだか違う人の声みたい。でも性格とかイメージ的なところは「山口智子=リサ」っていうのはすごくよかったかも。
あと、主人公の宗介はたかだか5歳なんだけど、ここにでてくる大人はみんな彼を「一個人」として扱ってるんですよ。それがすごくいいな〜と思う。変に子ども扱いしないのね。まぁ実際にこんなにしっかりした5歳は現実世界にはいないだろうけど(苦笑)、でも今の世の中、子どもをあまりにも「子ども扱い」しすぎて、責任感とかものを考える力とかを大人が奪ってるんじゃないかな、と考えさせられてしまいました。

一方で気に入らなかったところ(個人的にね:苦笑)
フジモトの声が所ジョージってのは、イメージがかけ離れすぎ。実際の所さんのキャラのよさも出せてなかったと思うし。なによりしゃべりがうまくないです(爆)。
宗介のあの「刈り上げ君」スタイルは今どきないでしょー!!! いくら時代設定がないといっても、あのセンスはちょっと…(汗)

ほかにも突っ込みどころは満載です(笑)。
ポニョの両親、あんな簡単に人間になることを許していいのか、とか
宗介や宗の親もあんな簡単にポニョの身元引受人になっていいのか、とか
ポニョもいきなり人間になって苦労しないか、とか
すれた大人が見ると、そんなこともあ考えてしまうわけですね(自爆)

2008-08-22(Fri) 23:09| 映画のお話| トラックバック 0| コメント 0

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